- ミスが許されない作業中なのに、集中できない
- 集中力が落ちて、締め切りに間に合わなさそう
と焦った経験はありますか?
仕事に集中できずに、作業スピードが落ちたりミスしたりすることでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
当サイトで行った独自アンケート調査内で、500人の働く男女に「あなたは仕事に集中できないときがありますか?」と質問した結果は以下の通りでした。
「よくある(17.4%)」「たまにある(63.6%)」を合わせ、81.0%の人が仕事に集中できないことがあると回答しました。
一方、集中できないことが「全くない」という方は8.6%にとどまっています。
やはり人間ですから、どうしても集中できないことってありますよね。
今回のアンケート調査の中では、上記以外にも「仕事に集中できない具体的な理由や対処法」についても聞いているので、ぜひ参考にしてみてください。
また、アンケート結果に対して、株式会社YY代表取締役の諏訪義久氏、ビズヒッツ代表の伊藤が監修者としてアドバイスしています。
株式会社YY代表取締役
諏訪 義久氏
大学卒業後、約20年間を日本マクドナルド株式会社にて勤務、2016年3月に独立して「株式会社YY」を設立。
20年間働く中で得た知識や経験を活かし、得意分野である飲食店経営やサービス業のコンサルティング、エステサロン「ブランエミュ」を運営。
自身の経験談や将来に向けた話を、中学校や高校などで多数講演。現在も多くの学生たちに「仕事の楽しさ」を伝えるメッセージを送り届けている。
株式会社ビズヒッツ代表取締役
伊藤 陽介
会社倒産時をキッカケとして、リモートワークの組織化に取り組む。当時10名以上居た内勤スタッフを全てリモートワークへと変更。
三重県鈴鹿市に本社事務所を置いたまま、自身は東京へと住まいを移し、現在も継続中。
リモートワークマネジメントの専門家として、セミナー講演や記事執筆、監修経験多数。
- 調査対象:全国の働く男女
- 調査日:2021年1月25日~27日
- 調査方法:インターネットによる任意回答
- 調査人数:500人(女性317人/男性183人)
【500人に調査】仕事に集中できない理由ランキング
「あなたが仕事に集中できないのはどんなときですか?」という質問した回答結果です。
回答数が多い順にランキング形式でご紹介。
ランキング1位は、睡眠不足や疲労など「体調に問題がある(136人)」となりました。
続く2位は家庭や恋愛などの「プライベートに気をとられている(103人)」、3位は「音が気になる(58人)」。
以降、4位「忙しすぎる(29人)」、5位「職場の雰囲気・人間関係が悪い(28人)」、6位「急ぎの仕事がない(22人)」、7位「作業を中断させられた(20人)」の結果となりました。
1位の体調以外は、外部の影響で仕事へ集中できていないことがわかる結果が多くなっています。
では、各ランキングの回答と内容を詳しくご紹介します。
1位 体調に問題がある
- 前日の疲れがたまっていたり、寝不足だったりしたときは仕事に集中できない(20代 男性)
- 病気になっていたが気がつかなかった時に、いつもしないミスを沢山するようになっていた(30代 女性)
- 花粉の時期がくると集中できなくなります(40代 女性)
ランキング1位は「体調に問題がある(136人)」。
「睡眠不足で眠い」「残業続きで疲れていて集中できない」という回答が多かったほか、病気や花粉症、腰痛のせいで集中できないという人も。
また、生理痛やPMS、妊娠中のつわりなど、女性特有の体調不良を挙げた人も多くいました。
2位 プライベートに気をとられている
- ソーシャルゲームのガチャが更新される日や、イベントの最終日などは集中できない(20代女性)
- 子どもの体調がよくないときは「保育園から電話があるかも」と気になって集中できない(30代女性)
- 家庭の経済的な不安があると、仕事に集中できなくなります(40代女性)
「プライベートに気をとられている(103人)」という回答が2位でした。
仕事中も、ついつい「楽しみにしているプライベートの予定」や「家族や恋人とのいざこざ」などについて考えてしまう人が多いようです。
とくに「家族の体調が悪い」「家族とケンカした」「金銭問題」など、プライベートでネガティブなことがあると集中できないという回答が多くなりました。
3位 音が気になる
- 上司2名が頻繁に口論をしていて、怒鳴り声がうるさく仕事に集中できない(20代女性)
- 周りで人の噂話をしていて、気が散って集中できないときがある(40代女性)
- 近隣の工事の音がうるさく、気になりだすとそちらに気を取られてしまう(50代男性)
「音が気になる(58人)」が3位にランクイン。
音の種類は「工事」「怒鳴り声」など「騒音」と呼べるものから、「キーボードを叩く音」「貧乏ゆすりの音」まで、さまざまでした。
また、「疲れていると、音が気になる」という意見もありました。
普段は気にならない「時計の針のような小さな音」でも、疲れやストレスが溜まってくると、気になって仕方なくなることがありますよね。
4位 忙しすぎる
- いろんな事柄がまとめてきて、一度にいろいろな事をしなければいけないとき(30代女性)
- やるべきタスクが多く、時間内に終わるかどうかわからないとき(40代女性)
- 予想外の事が立て続けに発生して、私自身では対処できなくなったとき(50代男性)
4位は「忙しすぎる(29人)」でした。
とくに、さまざまな仕事を同時に進めるときに、何から手をつけていいかわからなくなったり、他の仕事が気になったりして集中できないという回答が多くありました。
「これが終わったら、あの仕事もやらなきゃ。でも、終業時間までに完成できるかな?」と考えていたら、目の前の仕事になかなか集中できませんよね。
5位 職場の雰囲気・人間関係が悪い
- 同僚が上司から罵声を浴びせられているとき(20代女性)
- 苦手な人に質問をしながら仕事を進める必要があるとき(40代女性)
- 仕事上でのトラブルで人間関係がギクシャクしているとき(50代男性)
5位は「職場の雰囲気・人間関係が悪い(28人)」でした。
「誰かが怒られている」「パワハラを受けている」など、職場の雰囲気・人間関係が悪いと、気を使ってしまって、仕事に向けるべきエネルギーが削がれてしまいますね。
「苦手な人と仕事するときには、ソワソワして集中できなくなる」という意見もありました。
6位 急ぎの仕事がない
- アパレル勤務なので、店内が閑散としているとき(20代女性)
- 仕事が片付いたあと、次にやることがないときに眠くなる(30代男性)
- 仕事が忙しくないとき、気が緩んでつい他のことに気が向いてしまう(40代女性)
6位に入ったのは「急ぎの仕事がない(22人)」です。
4位の「忙しすぎる」と正反対の回答ですが、納期に余裕がある仕事や、急ぎではない慣れた作業をしているときに、ふっと気がゆるんで集中が途切れてしまう人も多いことがわかりました。
中には、「仕事が増えすぎると、どれから手をつけてよいかわからなくなる。逆に暇なことが続くと、仕事が入ってもやる気にならない」という人も。
忙しすぎても暇すぎても、集中しにくいようです。
7位 作業を中断させられた
- 集中して仕事しようとしているのに、横から、興味のないどうでもいい話を延々と振られるとき(20代女性)
- 電話やメール、来客等で意図しない中断があった際に集中力が途切れます(30代男性)
- 自宅作業が増えて、周囲の環境によって集中できないことがあります。例えば、妻からの家事依頼や猫のかまってほしいアピール(40代男性)
7位にランクインしたのは「作業を中断させられた(20人)」。
話しかけられたり来客があったりして一旦集中が途切れると、元のように集中できなくなるという人が多数いました。
在宅勤務の方からは、「家族から声をかけられる」「宅配の応対で集中が途切れる」という声もありました。
仕事に集中できない理由として「体調に問題がある(136人)」が一番となっていることから、まずは「普段の体調管理」から見直してみてはいかがでしょうか。
具体的には「食生活」や「睡眠時間」などが挙げられます。
なぜなら仕事へ集中できず思ったような成果につながらないと、それがストレスとなって、食生活や睡眠時間が乱れがちなためですね。
例えば、食事面だと食べすぎ、飲みすぎ、変な時間に間食していないかといった部分、睡眠時間であれば深夜まで夜ふかししていないかといった面をチェックしてみましょう。
見直した中から問題だと思う部分を変えてみて、改善前後を見比べて明らかに差がわかるようであれば、他部分の改善も意欲的に取り組めるはずです。
体調面の問題に関しては、諏訪氏がお答えしてくれているので割愛します。
私は2位以下の「プライベートに気を取られている(103人)」や「音が気になる(58人)についてお答えさせていただきますね。
「仕事せざる得ない環境」を作るのはおすすめです。
例えば、「現在の業務を2時間後までに終えないといけない」といった追い込まれた状況であれば、プライベートに悩みがあったり、騒音が邪魔とか言っていられず、自然と集中できているでしょう。
追い込まれたりサボれない環境を作るためには、「第三者の力」を借りることで可能となります。
・現在の仕事の完了時間をあらかじめ誰かに言っておく。
・誰かと一緒に作業することでサボれない状況に身を置く。
私自身がよく行う方法としては、常に他の誰かに観られている状況を意図的に作っています。
集中したいタイミングにあわせて、自身のパソコン画面をZoomで社内スタッフに共有して、ダラダラ作業できない環境を作り上げています。
仕事に集中できないときの対処法ランキング
仕事に集中できないときの解決策や対処法を質問した回答結果となります。
回答数の多い順に『仕事に集中できないときの対処法ランキング』として紹介しています。
断トツの1位は、コーヒーブレイクやトイレ休憩などの「休憩する(199人)」でした。
2位は、先に悩みを解決したり、ひとまず別の仕事に取り組んだりして「優先順位を変更する(56人)」こと。
続けて3位「体調を整える(34人)」、4位「自己暗示をかける(20人)」、5位「仕事以外のことを考える(人)」、6位「ひとまず目の前の仕事をこなす(人)」、7位「イヤホン・耳栓をつける(人)」の結果に。
では、各ランキングそれぞれの内容について、具体的な回答を紹介します。
1位 休憩する
- 外を適当に歩いたり、ちょっと遠くのコンビニまで足を運ぶ(20代男性)
- 2~3分間、目を瞑ったり、少しストレッチをして気分転換をします(30代女性)
- トイレへ立ったり、飲み物を入れに行ったりして一旦席を離れ、リフレッシュを図ります(40代女性)
1位になったのは、「休憩する(199人)」でした。
「休憩なしで長時間働くより、こまめに休憩したほうが業務効率は高い」という研究もあるので、休憩するのは集中力を取り戻すために効果がありそうです。
「休憩する以外ではなかなか解決できない」という意見もありました。
また、休憩の過ごし方は「トイレ」「コーヒーを飲む・お菓子を食べる」「散歩やストレッチで身体を動かす」「仮眠」「目を閉じてボーッとする」などさまざまでした。
2位 優先順位を変更する
- 仕事モードに切り替えられないときは、大事な仕事を後回しにする(30代女性)
- 簡単な仕事から片付け、残りの仕事の本数を減らしてすっきりさせるとモチベーションが戻ります(40代男性)
- 切りのいいところで切り上げて、まず用事を済ませてから、仕事を再開する(50代女性)
大事な仕事を後回しにしたり、しばらく簡単な作業に切り替えるなど、「優先順位を変更する(56人)」が2位となりました。
どうしても集中できないときは、無理に集中しようとするのではなく、「集中力が回復するまで、重要な仕事を後回しにしてミスを防ぐ」という作戦ですね。
また「親・子どもの体調が気になって集中できない」などの場合、電話をかけたりして家族の様子を確認し、先に心配事を解決してから仕事に戻るという人もいました。
3位 体調を整える
- 昼食に炭水化物を食べない(20代男性)
- 睡眠時間の確保を最優先にするようにします(40代女性)
- 体調に関しては薬を飲みます(50代女性)
薬やグッズを活用するなどして「体調を整える(34人)」が3位に入りました。
ランチ後は眠くなって集中力が途切れがちなので、食事内容に気を配っているという人もいました。
また、生理痛に悩んでいる女性からは「カイロやひざ掛けで身体を温める」という回答も多く寄せられました。
4位 自己暗示をかける
- ミスするとどれだけ周りに迷惑をかけるか想像する。恐ろしくなって目が覚め、仕事に集中できます(20代女性)
- 「焦るな、落ち着け」と声に出して言う。人間関係の問題なら「考えても無駄、大丈夫」と言う(40代女性)
- 「今やるべきことはこれ!」と言い聞かせます(50代男性)
「自己暗示をかける」が20人で4位です。
同じ「自己暗示」でも、「自分を追い込むタイプ」と「励ますタイプ」があるとわかりました。
ちなみに、自分を励ます場合には「私ならできる」という一人称ではなく、「君ならできる」など他人から励ましてもらっているような言葉のほうが、集中力やモチベーションの向上につながりやすいという実験結果があります。
5位 仕事以外のことを考える
- 趣味や退勤後の予定について2〜3分考えてリセットする(30代男性)
- 楽しいことや「今日の夕食は何を作ろうか」など日常的なことを考えます(40代女性)
5位に入ったのは、「仕事以外のことを考える(19人)」でした。
集中力を発揮するためにはやる気やモチベーションが必要なので、「楽しいことを考えてモチベーションを上げる」というのは効果がありそうですね。
また、やる気を出すための方法として「上司の仕事姿を見る」ことを実践している人もいました。
6位 ひとまず目の前の仕事をこなす
- 落ち着いて、一つ一つ丁寧に作業するようにする(30代女性)
- とりあえず、一つの仕事だけを考えて取り組むことにしている(60代以上男性)
「ひとまず目の前の仕事をこなす」が16人で6位でした。
優先順位を決め、最も大切で急ぎの仕事からひとつずつ取り組むことで、目の前の仕事に集中しようとする人が多いようです。
多くのタスクをこなさないといけない状況になったときに使える解決策ですね。
7位 イヤホン・耳栓をつける
- 耳栓やイヤホンなどで耳をふさぐ(20代女性)
- イヤホンをして、少しでも雑音を軽減する(50代女性)
7位は、「周りの音がうるさくて集中できない」という人が多く実践していた「イヤホン・耳栓をつける(14人)」でした。
中には「ヘッドフォンをかけて作業しているときは、集中しているとき」と同僚に伝えている人も。
ただ「イヤホン・耳栓でも完全解決とはいかない」「耳栓をしているが効果はイマイチ」という声もありました。
「休憩する(199人)」とダントツ一位の結果となりましたが、休憩の仕方を色々と試してみるのがおすすめです。
休憩の仕方によっても疲れの取れ方に差が出るし、リラックスできる内容も個人差あるからですね。
例えば、ストレッチでリラックスできる人もいれば、ストレッチ自体が好きじゃない人もいます。
またストレッチを含め、何か自分の気に入ったリラックス方法を見つけたら、GoogleやYou Tubeで検索したりして、色々と深堀りするのもおすすめです。
新たなリラックス方法を取り入れることで、休憩時間の質をあげられる可能性があるからですね。
ちなみに私は休憩時に行うストレッチ方法としては、手をバンザイと上に挙げて「アーッ」と口から思いっきり息を吐き、そのまま息を止めながら肩甲骨を引きます。これを何度か行うだけでだいぶとラクになります。
また、休憩は「能動的」に取るようにしていきましょう。
なぜなら、仕事を頑張りすぎて休憩を取らない人もいるからですね。
本人が「休憩する時間がもったいない」と思えるぐらい仕事を楽しめていれば問題ありませんが、ストレスを感じていて集中できていない状態で無理に仕事を続けても、いつも以上に時間がかかったり、仕事内容の質低下にもつながります。
仕事に集中できないときの解決策として、アンケートでも2番目に票数が多い「優先順位を変更する」のはおすすめです。
なぜなら、一日24時間ある中で「どの時間に何の仕事をするのか?」でも作業効率が変わってくるからですね。
例えば、頭の使う仕事を朝イチから行うのと、ランチ後に睡魔が襲っているタイミングにやるのでは、仕事の進み方が違うと思っている方も多いのではないでしょうか。
具体的な方法として「タイムログ(行動記録)」を付けるのはオススメです。
自分の行動記録を見直すことで、集中できるできないで作業内容を分けたりできるからですね。
タイムログはGoogleカレンダーにつければ、無料で使えるうえ、PCとスマホどちらかでも可能です。
ちなみに私がタイムログをつけた結果、午前中は集中できるけど、午後からは集中しづらいことが浮き彫りになりました。
結果、午前中は事業計画をたてたり執筆作業といった集中力を使う仕事、13時以降の集中できないタイミングからは、メールやチャットの確認と返信作業を行います。
日々の仕事内容やライフスタイルの違いから、誰もが同じ時間の使い方はできないでしょうが、タイムログで自分の集中できる時間帯や作業内容を明確にするのはおすすめですよ。
仕事に集中するためのコツ
この章では、仕事に集中するためのコツについて解説していきます。
部屋やデスク周りなど集中できる仕事環境を作る
部屋やデスク周りなど、集中して仕事ができる環境を意識的に作っていきましょう。
なぜなら、身のまわりの環境に意識が向いてしまうのを防ぐことができるからです。
例えば、作業スペースの近くに読みかけの雑誌やスマートフォンがあったら、どうしても気になってしまいますよね。
また、部屋やデスク周りなどが汚かったり掃除が行き届いていなかったりすると、ついつい掃除がしたくなったりします。
物の置き場所をしっかり決めて、散らからないようにしておけば部屋の汚さに意識が向くことも無くなります。
スマホの通知をOFFにして目の届かない場所へしまう
作業に集中したいときは、スマホの通知をOFFにして、目の届かない場所へしまっておくのもおすすめです。
スマホの通知音が鳴るたびに集中力が阻害されるうえ、通知OFFにしてあっても目の前にあるとつい気になってしまうからです。
筆者の場合、集中して仕事をするために別の部屋にスマホを置いていたり、ロッカーにしまう場合もあります。
喫茶店など外で集中作業したい場合、あえてスマホを持たずにパソコンだけ持って出かけるケースも少なくありません。
スマホで集中力を切らさないためにも、強制的にチェックできない環境にしています。
他の誰かに作業の完了日時をコミットする
急ぎじゃない仕事の場合、ついダラダラと時間をかけて取り組んでしまう方も多いのではないでしょうか。
集中するためのコツとして、他の誰かに作業の完了日時をコミットするのはおすすめです。
急ぎでない仕事であったとしても強制的に締め切りを作ることで、やらざるを得ない状況にしてしまいます。
似たパターンで、ひとりでは集中できない場合、複数人でひとつの作業に取り組むのもおすすめです。
たとえば、ZoomやGoogleドキュメントで共有しながら同時に作業すると、お互いが監視している状態になるので完了するまで集中力を保ったまま仕事できます。
興味がある方は、ぜひ試してみてください。
マルチタスクよりもシングルタスクで仕事する
ひとつの仕事にずっと打ち込むのが苦手で、マルチタスクを好む方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、集中して仕事をしたいのであれば、マルチタスクよりもシングルタスクでの仕事がおすすめです。
なぜなら「マルチタスク」での仕事が極めて非効率な理由の記事でも解説されていますが、仕事の切り替えのたびに集中力も切れて非効率なためです。
シングルタスクでひとつの仕事に集中できる環境を作っていきましょう。
まとめ
多くの人が「仕事に集中できない」と感じたことがあるとわかりました。
集中できない主な理由は、「体調が悪い」「プライベートに気を取られている」という、仕事や職場とは直接関係のないことです。
また、集中できないときには「休憩する」という人は最も多かったですが、「どうしても集中できないときは、ミスできない業務を後回しにする」という手段を使う人もいました。
多くの人が実践している「集中できないときの解決策」をたくさん紹介しましたので、「今日は集中できないな」というときには、ぜひ試してみてください。
アンケートの結果やコメントを観ていると、仕事に集中が出来てなくても無理して仕事を続けてしまう方が多いとわかります。
集中が切れたら割り切ってでもいったん休憩してから仕事に臨むのが望ましいでしょう。
無理して仕事を続けても、良いパフォーマンスが出せなかったり、負荷をかけた分のストレスから生活習慣や体調面の悪化へとつながるリスクもあるからです。
今回のアンケート項目にある仕事に集中できない理由として、「体調に問題がある(136人)」と多くの票数を集めていることからも言えますね。
仕事に集中できないときや、自分を責めたり追い詰めたりしても、無駄に精神的に疲弊するし、自己肯定感も下がるのでおすすめできません。
なぜなら、仕事にずっと集中し続けられる人はほとんど居ないからです。
私自身、過去に「自分がやらないといけない」と、追い込んで仕事していた時期もありましたが、「集中できないのは普通」と割り切るようになった現在のほうが、はるかに作業効率アップしています。
・集中せざるを得ない仕事環境づくり。
・集中力なくてもミスを防ぐためチェックリスト作成。
・タイムログで自分行動を見直して毎日のルーティン化。
といったカタチで、自分の行動や使った時間を改善し続けたからですね。
最終的にルーティン化できるのがおすすめです。無理に集中しようとしたり、考える必要自体もなくなるからですね。